わたしの父親はパチンコ、スロットが大好きで、仕事帰りに毎日のように通っていました。

幸いにも大きな借金をしたりはなく、小遣いを少し上回るくらいの出費で楽しんでいたので、少し行きすぎてるけど趣味の範囲だろうと思っていますし、今もそんな調子で毎日とはいかないまでもたまに楽しんでいるようです。

そんな父なので、小さい頃は休みの日父親がパチンコに出かけていてわたしや家族は家にいてイライラしている、なんてこともありました。
また、家でも父は、パチンコゲームを買ってきて、ゲームをするでもなく付けっ放しで出かけて、よく弟にゲームが出来ないと言われて怒られていました。
もちろん消していいと言われていた気はするのですが、人がやってるゲームなので簡単にも消せず、なかなか大変だった記憶があります。

それでも、自分が知ってるアニメであれば、大当たり画面を見るのは楽しいですし、知らないものでも、歌を覚えたりしますし、今思うと、それが父親と今話していてコミュニケーションの一つになっているなって感じることもあります。

そして時は過ぎて、わたしもギャンブルができるようになった時、わたしは父親に連れられてパチンコを打ちに行きました。

その時の軍資金は父親から貰いました。
やり方は全然わからないですし、父親は父親で好きな台を打っているのですが、なんとなくこうかな?と思って恐る恐るやってみると、代わり映えしない状況にもかかわらず、なんとなくのめり込む気がしました。

しかし、すぐに玉は底をつき、父親の元に戻りました。

父親は当たり続けているみたいで気が大きくなっていたのか、追加でお金いるか?と聞いてきましたが、素人で飽きてしまったわたしは帰りたいと言ってました。
まあ、そんな事で帰る父親ではなかったので、近くで眺めてました。

その時の父親の顔は、すごく優しい顔をしていました。
普通はお酒を一緒に飲んでだの、そういう時に成長を感じるのでしょうが、わたしはその時父親は私の成長を嬉しく思ってくれたのだと思いました。
何故なら、そのあと車を使うようになり、父親をパチンコ屋に迎えに行くことがあるのですが、その時とは顔が違ったからです。

今でも父親と一緒にパチンコ屋に行って、やっぱり父親からこれ使えってお金を貰うのですが、その時はいつもより楽しそうな顔をしているし、私自身も自分のお金を使ってまでとはまだ思えませんが、パチンコ自体は好きなので、父親に付き合って一緒に行っています。

もしかしたら、親子関係としては少しおかしいのかもしれませんが、昔のように外を歩き回ったり遠出したりというのも難しくなってきた今だからこそ、1番の父親との交流であり、趣味の共有ではないのかと思っています。

ちなみに、母親は父親のそんな趣味を快く思っていないようですが、前に一緒に付き合って行って大当たりしてビギナーズラックだってはしゃいでいたのを見たことがあり、あまり聞こえは良くないですが、家族で楽しめる、そんなものだと思っています。